「斉藤さん」#4

斉藤さん #4「子供にこびるな!聖夜に舞い降りた奇跡の贈り物」
斉藤さん度が低すぎて泣いた。


みんなゲーム持ってる中、数人がゲーム持ってないっていう状況はやっぱり仲間外れ感があるので、ゲームぐらい買ってやろうぜーとも思うんだけど、でもまだ保育園生なんだよね。それはさすがに早すぎるよなあ。
このドラマのいいところは登場人物をいちいちステレオタイプにしないところ。今回でいうとゲームを盗まれた聖南君のお母さんが、「盗んだ子は誰よ!」みたいにわめき立てたりとかしないのが良かったです。そして相変わらず斉藤さん(観月ありさ)も三上さん(高島礼子)も正論なんだよなあ。こういうどちらかに偏らせないのは上手いと思います。斉藤さんも自分の子供が盗んだ可能性が高いにもかかわらず、それを承知した上での「みんなの前で謝らせるべき」という発言をした、っていう展開はいいですね。斉藤さんが口だけの人間じゃないってことが分かったし。
だけど斉藤さんが中村さん(矢沢心)の家に押しかけるのはちょっとやりすぎ感が否めなかったなあ。しかも子供を連れて、だし。まあ後々の展開に繋げるためだったから仕方なかったんだろうけどさ。


あと中村さんの描き方も上手かった。飛行機のエピソードも良かったし、中村さんの反応が妙にリアルだったりして。それと中村さんの息子・真君(加藤清史郎)の演技が上手かった。特に泣く演技が上手くて、あの謝罪シーンはこっちまでちょっと泣きそうになってしまったよ……ただ盗んだ理由が「ゲームばっかりして遊んでくれないから……」っつーのは若干出来すぎな気もしなくもない。
その問題を黙っていた尊(平野心暖)の方もほったらかしにしないで、プレゼントを絡ませつつしっかりとお灸をすえるっていうのも上手いですね〜。ここの真野パパ(佐々木蔵之介)がかなり良かった。佐々木さん、最初は影薄いなーと思ってたけどだんだんいいパパっぷりがにじみ出てきていい感じです。


しかし、斉藤さんのご主人、引っ張りますねえ。やっぱり特別出演の豪華俳優だったりするんだろうか。なんていって、大した事ない人だったら拍子抜けだけどさ。