「ロス:タイム:ライフ」第2節

ロス:タイム:ライフ 第2節「刑事編」
出演者に小山慶一郎平泉成山口美也子脇知弘田中哲司、矢沢幸治ほか


先週は周りは絶賛だったみたいですが僕にとっては面白くなくて、今回はどうかなーと思ってたら更につまらなくなってた。まず主役の彼の演技はともかく(まあ演技も演技であれだけど)滑舌の悪さにがっくり。最期の一言なんて言ってた、あれ? 全然聞き取れなかったよ。あとナレーションが特に辛い。「なれーそん」って感じなんだもん。先週の瑛太がどれだけ上手かったかを思い知らされたよ。このドラマって主役がほとんどひとり芝居みたいな感じだから、主役の演技ってかなり重要だと思う。尺が短いから感情移入しづらいしね。その意味でも今回は辛かった。


・拳銃に黒子がくっついてたけど、先週の瑛太が持ってたカメラには黒子ついてなかったよね。
・つーかみんな状況の呑み込み早すぎだろ。まー時間が無いから仕方ないけど、だったらもうちょっと早く死んで欲しかった……(なんか語弊があるな)
・相変わらず止まったままの周りの人々。だからこの人たちの時間はどうなっているのかと。
・やっぱり審判たちが助言したりするのってなんかずるいなあ……と思うのは僕だけでしょうかね。時間を残された人間が自分自身の力で残りの時間を過ごす、っていうことに意味があると思うんだけど。
・「時効だから〜」とか言ってたけど、ひったくりした上津並(小山慶一郎)撃っちゃったんだから別件逮捕できるだろうよ。
・ねえ、なんで審判とかタクシー乗れちゃうの? 見れないって設定はどうなったの?
・劇中で「ドラマみたい」「刑事ドラマじゃないんだから」「ドラマと現実は違う」とか連発してたのがすっげー鬱陶しかった。漫画とかでたまにある「漫画じゃないんだからー」と同じ。それを言わせることで「他のドラマとは違うZE!」ってことを強調したいんでしょうか。
・っていうかなんで防弾チョッキ持ち出してきたの? 自分が助かるため? ふーん……そういうのってレッドカードじゃないのか。「死んだ人間が残された時間を過ごす」っていうコンセプトなのに助かったりしちゃおかしいと思うんだけど。こういうところがなんか嫌だ。
・そんでもって今度は五味さん(平泉成)助けちゃうし。しかしこの回は平泉さんの無駄遣いだった。気づくと何時間も時間が経ってた、ってこともびっくりだろうけど、防弾チョッキ着てて横に部下が倒れてたらもっとびっくりするだろうねえ>五味さん
・っつーか今回の主人公、ほとんど何もしてないじゃん。あの俺を撃ち殺した男は誰だったんだ?が分かっただけ。まあ五味さんの命が助かっただけ良かった……のか?
・やっぱり知り合って3日っていう設定がちょっと辛かったかもねえ。今まで反発しあっていた上司と部下、っつーんじゃ駄目だったんだろうか。最後の新聞のシーンも情緒を誘ってるのかあっさりしてるのか分かりづらいしさー。


とにかく「ロスタイム内で助かる」という展開は正直勘弁してもらいたい。「あー、この人は死ぬんだろうなあ」と思っていたのに最後助かりました、だったらあまりにも馬鹿馬鹿しすぎる。というか僕このドラマで微塵も感動できんのですが……
と思ったら来週はなかなか面白そうですねえ。こういう日常的っぽい方が好みだ。友近の演技はまともに見たことがないけど、まあそれなりに上手そうだし。