「鹿男あをによし」#5

鹿男あをによし #5「奇跡が起きた!〜第一幕フィナーレ」
ここまでが一幕なのか。


いやー、今回は面白かった。今までのまったり展開が嘘のようなテンポの良さ&熱い展開。もうね、前半は剣道ドラマかとw普段はスポーツなんて全く興味の無い僕ですが、あの試合シーンはかなりドキドキして見てしまいましたよ。相手から反則され、反則返しをするイト(多部未華子)とか、「自分の剣道を」とオウム返しする藤原先生(綾瀬はるか)とかw見所もいっぱい。そして何より一番生き生きとしてたのが溝口先生(篠井英介)ですね。職員室でぽつんと独りで居るシーンが寂しそうすぎて面白かったですw僕は実は鈴木雅之さんの演出ってくどいっていうか、なんとなくチカチカする感じがしてあまり好きじゃなかったんですが、このドラマに関しては結構良いかも。このまったり展開とテンポのいい演出、っていうギャップがいいのかもなあ。生徒達がわらわら集まってくる展開なんて本当は嫌なんだけど、妙に嫌悪感は抱かなかったし。


で、問題のオチ。実はサンカクは大和杯のあの三角のことじゃありませんでしたー!っと。すごいねー、今までの3話分ぐらいの展開を全部無に還しましたね。サンカクをわざわざ盗み出そうとしたり、視聴者側だって「おいおい、盗まれるぞー!」とかやきもきしたり、何より大和杯だー!と盛り上がった後のこの展開だもんなー。ある意味凄い。普通なら視聴者を馬鹿にしてるだろ!と思うところなんだけど、そこであのEDに入られちゃあ、文句すら無に還させられるというか。しかし、小川(玉木宏)がやろうとしていることやEDは凄い壮大っぽいのに、何故かドラマ自体は妙にこぢんまりとした印象を受けるんだよなー。ま、そこがこのドラマのいいところなのかもしれませんが。


んで、やっぱり気になるのがマドンナ先生(柴本幸)とリチャード(児玉清)。マドンナ先生はやたらきっぱりと「地震は起こりません」と言い切ったのが気になるけど、来週あたりで「彼女が狐?」みたいな展開になるってことは、全く関係ないor実は鼠だった、なんだろうなあ。狐だと思って信用したら鼠だった……ってことはありうるかも。そしてリチャードがやたら気にしてた銅鏡も気になる。なんせ黒塚古墳から出てきた銅鏡の名前が名前ですからねえ。でもこれがもしサンカクだとしたらどうやって取って来いっていうんだ?
大体鹿(山寺宏一)っていつも偉そうだけど、小川にサンカクの事を詳しく説明したことがないんだよね。ただ「三角」としか。だったら間違うのもしゃーないと思うんだけどー。