20世紀少年 第二章

ものすごいはしょりようでした。これ原作読んでないとわけ分かんないでしょー絶対。原作読んでる僕でも「は? え?」って部分がいくつか……わりといくつかのシーンを繋げてるのが多かったですね。なのでその分第一章よりもオリジナル部分は多かったかも。だけどそのせいで登場人物ひとりひとりのシーンがどうしてもすんごく短くなっちゃってねぇ……小日向さんあれだけかよーもったいねぇー。サダキヨ(ユースケ・サンタマリア)のエピソードなんかすごく重要だと思うんだけど、ものすごくあっさりしてましたね。それが残念だ。
二章の部分って原作では一番面白い部分で、謎と解かれる部分がうまい具合にかみ合ってるというか、読んでてすっごいワクワクしてた覚えがあるんだけどこのスピード感だともうわけ分からんちんだなー。相変わらず再現度は凄いと思うんだけど……そして映像として観ると、さして気にならなかった(そこらへんも浦沢さんの力量と言うべきなのかどうかは知らんが)矛盾点がぼろぼろと。しかし原作と犯人は変えてくるのかな? まぁここまで見たんだし最後まで付き合うよ、うん。最終章ははっきり言って削っていいシーンも多いと思うので、それなりにまとまるんじゃないかなと。


キャストは銭ゲバの茜役の木南晴夏ちゃんが良かった! 表情がくるくる変わって可愛かったです。原作で一番好きな役柄だからってのもあるだろうけど。反対にカンナ役の平愛梨ちゃんがなー。演技は下手じゃないとは思うんだけど、表情が固くて。あとやっぱカンナって感じのイメージではないかなぁ。小池栄子は面白かったですwそして意外と春波夫(古田新太)の出番がなかった。ここらへんのエピソードも結構重要だと思うのだが……
あと佐藤二朗が出るたび笑ってしまった。いや確かに原作に似てるとは思うけどさ。笑っちゃうよあれは。