『サマーウォーズ』

だいぶ前に観に行ってたんですが今更感想。一言で言えば「これを面白くない、という人はいないだろー」という。良く言えば手堅い作り、悪く言えば無難な出来、ってところでしょうか。これが「好きだ!」という人がいるのも勿論分かるのですが、個人的にはそこまで絶賛するほどかなー? と。いや、でも面白かったんですけどね。素直に人に勧められる作品だと思います。
何より、あれだけキャラがいて、たった2時間でみんなのキャラが立ってる、というのが凄い。だからこそラストシーンに生きてくるわけだし。ただ主人公の影が薄い薄い。最後の出番もそこまで派手ではなく、無理に作った感じがどうも否めない。予告で流れまくってた「よろしくおねがいしまーす!!」もちと微妙。あと個人的にはヒロインの夏希先輩(桜庭ななみ)があまり好きになれず。ヒロインっぽいヒロインではあるんだけどねー。健二(神木隆之介)の方がよほどヒロインだよ! あとカズマ(谷村美月)は女の子かと思ってたよ。


個人的に気になったのは、やることが多すぎて散漫になってる気がする。パスワードだとか花札だとかバトルだとか、なんか色々とっちらかってるイメージがあるんだよね。だから健二が最後にやったことも特に……っていう印象が強いんだろうけど。あと気になったのが、<最後にあの家族の家に人工衛星を落とさせないのはいいとしても、他の所に落とさせていいのか? と。たまたま源泉地に落っこちたから良かったものの、あれが民家だったらどーするんだ……と思っちゃったよ。自分たちさえよければ〜みたいな。