「JIN-仁-」第七話

JIN-仁- 第七話「生きる遺言……」

いやー今回はいつもにもまして面白かった。ストーリーの動きと登場人物の心情描写が素晴らしく噛み合っていて、もう見事としか言いようがありません。展開のために登場人物を動かしている、というドラマって結構あるので、こうやってしっくりくる展開はすごく嬉しいなあ。
とにかく今回は洪庵先生(武田鉄矢)に泣けた。「冥土の土産にあなたの寂しさを持っていかせてください」ってなんて素敵な台詞なんだ! この二人の師弟のようでそうじゃない関係はすごくよかったよなあ。というか来週から洪庵先生がいないと考えるとすごく寂しいんですけど。そんなにまで洪庵、というか鉄矢を愛していたなんて……!
しかしそれにも増して泣けてしまったのが山田先生(田口浩正)ですよ。最初にあれだけ反発していたとは思えぬぐらいの必死ぶりに胸が打たれました。しかしいかにも怪しげな二人組が山田先生の前に現れた時は、残ったペニシリンを奪いにやってきた刺客かなんかと思って「山田先生逃げてー!」ってなってしまったよ……まさかヤマサの人だったとは……演出思わせぶりすぎw ヤマサ当主(石丸謙二郎)も途中まで悪者ではないのかと思ってたし。だって洪庵先生と話してるときのカットが怪しげだったんだもん!


恭太郎兄ちゃん(小出恵介)はまだまだヘタレだなあ。みんな頑張ってる中女郎遊びかよ! という……そろそろ見せ場が欲しいところですな。来週は恭太郎お気に入りのメガネっ子女郎(水沢エレナ)が病気(やっぱり目が悪いのは脳の病気とかだったのかな)らしいので、何かあると思うんだけどな。
そして今回は竜馬の手紙もすごく良かったんだけど、文の「〜〜ぜよ」にちょっと笑ってしまった。そして仁先生(大沢たかお)は病院を作っちゃったわけだけど、西洋医学の人たちが黙っているわけないよなー。今回思わせぶりに仁先生を見ていた佐藤二朗が何かしてくれるのかとは思うんだけどさあ……ていうか結局放火とかの犯人ってまだ分かってないんだよね。
分かってないといえば十円玉ですよ。仁先生は「平成二十二年」にあんまりつっこんでなかったような気がしたけど、まさか現代の舞台は2010年だった……とかないよね? そしてなんであんなところに落ちてきたのかということはいまだ分からず。ぐぬぬ


今回も咲ちゃん(綾瀬はるか)はすごいかわいかったです。「蒸しますね」のシーンがすごく良い。やー綾瀬はるかちゃんはいい役に当たるとすごく光るよなあ。結構作品にも恵まれてるし。