2009年読書本

ダイアリで読書記録つけたのが6月からだった……なんでそんな中途半端な時期に。ハイクでもidページでちまちま書いてた覚えはあるけど、辿るのが面倒くせぇ! 学園祭で売った本も何冊かあるので、正しい数値ではないですが、今年読んだのは43冊。……たった43冊か……意外と少ないな……と思ったけど、大体通学中にしか読まないので、12ヶ月43冊、1ヶ月に2冊強と思えばまあ妥当っちゃー妥当な数値かもしれません。来年は50冊を目標に。家でももっと読まなきゃいかんね。


以下個人的オススメ小説。感想へのリンクあり。


京極夏彦『厭な小説』
厭な話の詰まった短編集です。後味悪くなりたい人は是非是非。装丁が素敵なのでハードカバーで買ってしまいました。

ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』
やっぱり名作と謳われてるだけあって面白かった。そういや『モモ』も読んだはずなんだけど、記憶にないなあ……

筒井康隆『家族八景』

筒井康隆『七瀬ふたたび』

筒井康隆『虚構船団』
最近は筒井康隆の本を読もう読もうと頑張ってるのですが量が半端ないためちっとも追いつきません。この三冊は本当に面白かった。『家族八景』は初めて読む人にもOKじゃないかな。『虚構船団』は好きなんだけど途中のイタチ一族の歴史が若干つらそうなのでちょっと薦め辛い。『七瀬ふたたび』は本も面白かったけど、山崎さやかの漫画の出来具合にも感服。

中島らも『今夜、すべてのバーで』
アル中男の闘病記。お酒好きな人は読んで損はないと思われます。文章が快活ですごい読みやすかった。

道尾秀介『向日葵の咲かない夏』
騙されまい騙されまいと思いつつ読んでいるのにどうして騙されてしまうのか……こういう系にすこぶる弱い僕です。というかこういうのって、何書いてもネタバレになりそうなんだよな。

山田詠美『ぼくは勉強ができない』
おそらく心理状態がぴったり重なりあえばかなりきてたと思う。それでなくても面白かったですが。ただ映画化したらしいけど実写向きではない気がするの。


あとダイアリに感想残していなかったですが、桐野夏生の『東京島』も面白かったです。無人島に女1人男31人、というともすれば下手なエロ漫画のような展開ですが、さすが桐野夏生それどころの話じゃなかったです。というか今ググってみて映画化すると知って超テンションあがりましたよ! しかも主演が木村多江って!! 素晴らしすぎる。
伊坂は確か『魔王』と『終末のフール』しか読んでなかったと思うんですが二冊ともイマイチ。というか伊坂さんは短編向きじゃないと思う。山落ち意味なしになってまうって。
山本文緒の6年ぶりの新作『アカペラ』は読んだときには面白いと思った覚えはあるんだけど、いまいち記憶に残ってないという……もう一度読みなおそうかなあ。


買うのは良いけど読むペースがすこぶる遅いので、もっと読まなきゃなあと思った次第でした。