森見登美彦『四畳半神話大系』

四畳半神話大系 (角川文庫)

四畳半神話大系 (角川文庫)

アニメを見る前に予習として読んでみました。結構面白くはあったんだけど、パラレルワールド4つのうち最初の3つの世界がそれぞれあまり変わり映えしなくて、なんとなく印象が薄くなっていたような感じだったのは残念でした。世界がそれぞれ繋がっているような感じだったのは面白かったんだけどなー……モチグマンとか結構気になるアイテムだったので、もっと使って欲しかった感じです。
というかこれって友情話なのかな? 最初は明石さんとのお話かなあとも思ったんだけど、最後の台詞を見るにつけどうもそんな感じが。むしろ明石さんとの話は蛇足気味な気がしなくもない。あとこの文体やテイストがどの本も似たような感じならちょっと飽きちゃうかもだなー。


で、肝心のアニメ化ですが、中村佑介絵が動くのが全く想像できませんw ノイタミナのことだから、たぶん見続けているうちに慣れちゃったりはするんだろうけど……それにしてもキャラデザにだいぶ違和感。特に男性陣。特に樋口さん。樋口さんは絶対二枚目だと思ってたのに……そりゃ「茄子顔」とかは書いてあったけどさー。声優はなかなか合ってるかな? とは思うんですけどね。まず内容があんまり映像化向きじゃない気が。見ているうちに飽きられないかなあ。『夜は短し〜』の方がアニメ向きっぽい気はするんだけどな。