「天使のわけまえ」第1回&第2回

天使のわけまえ 第1回「涙のおはぎ」

西原亜希はなんか中嶋朋子に似てきたな……


観月ありさとのドラマとはすこぶる相性が悪いのでどうなのかな、と思ってたのですが、なかなか良かったです。なんかあれですね、今は亡きNHK11時の帯ドラマを思い出すなぁ。派手な見せ場や演出はなく全体的にぽややんとしているのですが、それがいい感じです。くるみ(観月ありさ)のキャラも、まー非常にあっさり結婚詐欺に引っ掛かるしほいほいみんなに弁当作ってあげちゃうし、あまりに善人過ぎてイライラしそうなところなんですが、観月ありさっていうキャスティングがいいのかも。彼女がしっかりした印象なのでいい感じに緩和されているというか。
細川茂樹は本当にダメ男が定着しつつありますねw 響鬼さん……(シュッ 中村靖日もドラマでは珍しく出番が多くセリフも多い。大滝さんが時折本気でイラッとくるのはまあ置いておくとしようw しかし置いていく子供が本当にでかくて驚いた。あんなきれーな(ぼくは好みの顔じゃないけどw)おねいちゃんとひとつ屋根の下なんていろいろ大変な気がするぞw


ストーリーはファンタジーだなーといった感じですかね。お弁当で次々縁ができていく……って感じが特に。NHKドラマっぽくていいんじゃないでしょうか。ぼくは好きです。あと飯が本気でうまそうで、時間帯的にテロ過ぎるww


天使のわけまえ 第2回「セレブと太巻き

なんかいやらしいサブタイトル……とかそういうのはおいといて。


やっぱりこのドラマのいいところはリアリティのなさだと思う。ドラマとか創作物に必ずしもリアリティは必要ない、というのが自説なのでー。ストーリー的には正直目新しさも特筆すべき面白さもないんだけどw 見ててぽわーんとできるのがいい感じかな。さくら(ともさかりえ)のキャラクターもすごくありがちというか、分かりやすいですし。ともさかの演技もそれにすごい合ってるし。旦那とのケンカの理由もこう言ったらなんだけどものすごくありがちで、そのくせラストであっさりなかったかのようなことになってるのがすごいなーとw
ただ何度も何度も太巻き作るのを失敗してしまうところはいたたまれなかったす……挫折経験を味わってる人間にはね、ああいうシーンはつらいんですよ! 最後の四角い太巻きは笑ったけどw でもあれはあれでおいしそうよねw


なんだかんだと再生の道をしっかり歩んでるくるみさん(観月ありさ)。まあこのドラマの特色なのか、もともとそこまで悲惨な感じはしなかったしね。要するにこれは「情けは人のためならず」というお話になるんだろうか? おっさん(イッセー尾形*1やさくらに色々してあげたことが、結果的に自分に返ってくる感じになってるしね。善人は救われる、というドラマなんだろうかw いいなあそれw
しかし西尾まりが出てきてびっくりしたわ。やっぱりどうしても『パパはニュースキャスター』のイメージが根強いのである。

*1:公式HPにまで「おっさん」ってあって笑った