2010年秋クール総括

最近ドラマを見る本数がまた増えてきて、ちょっと感覚を取り戻してきた感じです。だって5,6年前(ブログ始める前)はほぼ全部見て、しかも未見リタイアなんてありえないレベルだったんですよw 今考えると暇人すぎて……でもドラマ充してたなあ。
しかしせっかく感覚を取り戻してきたのに来クール期待できるのはほとんどないんだよなぁ。うーん……


もうともかく秋クールはやはり『SPEC』ですよ。「こういうことドラマでやっちゃっていいんだ!」というようなことをさらっとやってのけ、しかもきちんとエンターテイメントで、毎回毎回次回が楽しみで、すごく面白かったです。まだドラマにもやれる余地はあるんだなーって感じ。最終回の曖昧っぷりはうーんと唸ってしまう感じでもあったのですが、それでもあれぐらいなら許容範囲かな〜。いろいろ推理は飛び交っていましたが、たぶん答えは制作側の中にもないような気がするよw 映画はあるんだろうか? 個人的にはなくてもいいかなぁと思います。ケイゾクの映画・スペシャルの酷さを見るとどうしても……ね。ケイゾクの続編っていう触れ込みだったけどケイゾクはほとんど関わってきませんでしたねw まぁこのドラマの世界を完全に確立させてたからなー。正直1・2話を見た時点ではこんなに面白くなるとは思いませんでした……堤さんの演出も素晴らしかったし、久々に本気を見せてもらった感じかなー。ともかく僕は大好きでした!

そしてあとはやっぱりQ10ですねえ。やっぱり最後のシーンには不満は残るんだけどw でも心に残った作品には違いないです。あまり言及されてなかったような気はするけど、池松くんや細田くんに限らず、学生役のキャストはみんなよかったです。上手かったというか、この世界観に溶け込めていたというか。一見無個性であるようできちんと自我があるキャラ、ってなかなか難しいと思うんだよなー。特に高畑充希ちゃんは今回初めて見た女優さんだったので、今後の活躍に期待です。佐藤くんはいいドラマで主役をもらったよなぁ。木皿ドラマって何気に二回目で味が出てきたりするので、ぜひ皆さんにも見返していただきたいですねぇ。と言っても僕も時間なくてまだ二回目見られてなかったりするのですが……いやあしかし木皿さんには毎回いろいろ言いつつ強烈なものを残されてるわけで。今後もそういう強烈なものを与え続けてもらいたいものですなー。


霊能力者 小田霧響子の嘘は何気に大好きでしたw いやあでも脚本のレベルは毎回高かったような気がするのよね。上手く物語を絡めてたと思う。周りの評判があまり高くない(というか見てない人が多かったのかな?)のが残念でしたが……やっぱりあの第一話がひどすぎたんだよなぁ。ドラマは三話まできちんと見なさいとはよく言ったものです。そしてこのドラマの最大の収穫は石原さとみちゃんですよ! まさかこんなに彼女をかわいいと思う日が来るとはw 毎週毎週めちゃくちゃかわいかったです。またこういう役を見てみたいな〜。

レビューはしてなかったのですが、『おじいちゃんは25歳』が何気に好きでした。安直な題名にチープな始まり方といい、はっきり言って藤原竜也目当て以外の何物でもなかったのですが思わぬ収穫。ほんとあの短さはもったいなかったよ〜。キャストも地味めではありながら申し分ない感じだったし、是非ゴールデンで1クールきっちりやってもらいたかったなぁ。残念。とまぁ、それぐらいに面白かったのですよ。尺不足で毎回ぷっつり切れちゃうような終わり方以外は脚本もよくできてたし。藤原竜也の八重歯も毎回かわいかったしw


なかなかなチャレンジ魂を見せていただいたのは闇金ウシジマくん。まさかここまで原作に準じてるとは思いませんでしたw と言っても端々カットされてるシーンが多かったのは残念だったんですけどね〜。しかし正直メインがAV女優の方々っていうのは演技的につらいものがありました。乳首出たわけじゃないし(べ、べつに乳首が見たかったわけじゃないんだからねっ)普通の女優さんでもよかったんじゃないかなー。全体的にチープ臭がするのは拭えなかった。

モリのアサガオは尻すぼみの典型例というか……役者の熱演が浮く脚本ってひどすぎるぞ。旺季志ずかはやっぱり信用できないなぁ。題材もいいし、土台である原作もあるのに、非常にもったいないとしか言いようがないです。初回を見た時は「おおっ、これは!」と思ったんだけどなあ……序盤は確かにすごくおもしろかったので、それを考えるともっと上でもいいかなぁとも思ったのですが、ガッカリ具合も加味するとーってことでやっぱりこの位置でw


ギルティ 悪魔と契約した女はもう菅野ちゃんの無駄遣いとしかw 全体的に安っぽいというか、ネタドラマ臭かったのもあるんだけど、菅野ちゃんの悪女が僕の思い描いてた悪女とはだいぶ違っていたのがハマりきれなかった原因でもあるのかななんて……w 最後の横山めぐみの告白もズコーだったしねえ。驚かせりゃいいってもんじゃないんだよ、ていう例の典型。


色気というよりもお下品にしか思えなかったセカンドバージンやっぱり涼子さんのドラマとは肌が合わないよ黄金の豚どんどん話が薄っぺらになっていった『FACE MAKER』どうにもこうにも気持ち悪いという単語しか出て来なかった『秘密』悪くはなかったんだけど、特に突出する部分も見いだせなかった『PERFECT REPORT』はそれぞれ途中リタイアしました。

ギルティの感想書きながら思ってたのですが、最近ドロッドロしたドラマ見ませんねえ。や、セカンドバージンとかあるにはあるんだけど、もっとジェットコースター的というか、テレビ前で興奮させてくれるようなワクワクしてくれるドラマというかw


※番外編
アニメの総括です。

一番面白かったのは屍鬼。1クールめはちょっとぐだってたのですが、2クールめの後半にさしかかるあたりからの面白さがすごかった。惜しかったのが、キャラが多すぎて描ききれてなかったことかなー。静信とか桐敷がっくんとか、目的が分からない人がちょっと多かったかも。最終回もちょっと詰め込みすぎな感じが否めなかったしね。最後出てきた男女二人も誰だか分からなかったし(夏野の両親なのか……?)いかにも怪しげな腹話術少女もあれ以来出て来なかったし。特番で何週か潰れてたからそのせいだったりするのかなぁ。せっかくなので原作を読んでみようと思いますw

途中から見始めたミルキィホームズもよかった。カオスカオスと言われてたからどんなもんかと思ったらわりと王道展開だったけどねw 評判の悪い前半も僕は結構好きだったんですがねえ……やっぱり絵柄で敬遠しちゃいけないなぁと思いましたよ。キャラはコーデリアさんが好きでしたw

パンティ&ストッキングwithガーターベルトは、後半にいくにつれだんだん勢いが失速してったのが残念。最初の方のアクションシーンもなくなってったしなぁ……最終回はなんだかんだ燃えましたけどね! あのCパートはやっぱり「はぁ?」だけどw ハチャメチャなアニメだったとはいえ、ああいう終わり方はちょっと気に食わないかなー。

それでも町は廻っているは途中でリタイアしちゃいました。徐々によくなっていたとは思ったんだけどね……スタドラは継続視聴中っす〜。


しかし最近の声優さんは全く分かんないんだけど、それ町屍鬼に出てた悠木碧さんはちょっと注目です。演技も普通に上手いし、まず声が好き。GOSICで主演するんだったっけ? 楽しみだー。