今年を振り返って諸々

というわけで今年一年を振り返ってみるよー。ドラマ映画小説と一応そういう趣味を公言しているのですが、なんか成果的にはどれも中途半端だなーという感じがします。趣味を極めるのにも金と時間が必要なのだということをひしひしと最近身に沁みて実感致します……その点書くことはタダでできるいい趣味だなぁとかw


■小説
なんとたったの32冊。しかもいくつか小説じゃないのもあるし……小説好きとしてはちょっとショックな数字ではあります。ひとつだけ言い訳させてもらうと、今年はいろいろと読み返した本が多かったのですよw 夏あたりに掃除したら久々に読む本を発掘したりとかねー。山本文緒も久方ぶりに読み返したのですが、やっぱりクオリティ高いなぁとしみじみ。
ちなみに半数程度が課題本でした。課題本の中では古井由吉『杳子・妻隠が一番よかったかなぁ。それ以外で印象的だったのは長嶋有『夕子ちゃんの近道』。他にもいくつか長嶋作品は貸していただいたんですが、これ以外はあんまりぴんとこなかったかな。夕子ちゃんは結局自分でも買ってしまいました。『祝福』は玉石混交って印象が強めでした。面白いのは面白かったんだけどねぇ。


■映画
映画館まで観に行ったのを時系列無視してだーっと羅列してみます。

『酔いがさめたら、うちに帰ろう』『さんかく』『ヘヴンズ・ストーリー』『悪人』死刑台のエレベーター』『乱暴と待機』『キャタピラー』『トイ・ストーリー3』『告白』『パーマネント野ばら』『第9地区』『シャッターアイランド』『トリック3』『カラフル』カールじいさんの空飛ぶ家』『今度は愛妻家春との旅ライアーゲーム ファイナルステージ』Fate魔法少女リリカルなのは『コトバのない冬』『人の砂漠』『パレード』『おとうと』トイストーリー1&2(3D)』食堂かたつむり』『アバター』『板尾創路の脱獄王』『真幸くあらば

記録しているもの・半券で表示されてるもののみなので、実際にはもうちょっと多いかもしれませんが、それでも29本。うーんやっぱり映画好きを公言するには少なすぎる気もするw ちなみに太字が個人的にオススメ(もう一度観返したいな、と自分が思うかどうかが基準)の作品です。


邦画では『告白』『悪人』『さんかく』が特によかったです。
『告白』はこういう映画が売れるんだ! という不思議な気分になりました。まああれだけガンガン宣伝してたからっていうのもあるだろうけど、内容とか描写は決して風潮的に良しとされるものじゃないしね。語弊はあるかもしれませんがいい傾向のような気がします。中島監督好きとしてはなんだか不思議な気分ですよw 役者の演技も素晴らしく演出もさすがなので、一見の価値があるかと。といってもみなさん観てるでしょうけどw
『悪人』もあれだけ売れたんだからみんな観てるんだろうなぁー。両方に出演してる岡田将生くんはいいなぁ、なんかうらやましいなぁw 深っちゃんの演技ばかりが評価されてるみたいだけど、いやもちろん深っちゃんはすばらしかったんだけど、妻夫木くんもすごくよかったですよ。あと『愛のむきだし』からの注目株でもはやファン状態になっている満島ひかりちゃんもさすがの存在感でした。彼女もいい役をいつももらうよなぁ。
というわけで僕が一番推したいのは『さんかく』です。といっても映画好きの間ではだいぶ好評なわけですが……こういう作品は邦画でしか絶対できないんじゃないかなあ? 田畑智子はさすがの演技力でうざい女を好演。高岡蒼甫くんもAKBの小野恵令奈ちゃんも決して演技がうまいわけじゃないんだけど、それでもこの役にはぴったりだった。小野ちゃんのエロさが尋常じゃなくてねえ……ロリコンじゃない僕でもこれはやられてしまいました。ストーリーもよくできてる、というか心情描写がすばらしいので、ほんとオススメです。特に男性陣にはぜひ観ていただきたいなー。


■ドラマ
細かい総括は毎クール後にまとめてるので、まぁそこはぬるっとスルーで。今年のベスト5は、

1.SPEC
2.Q10
3.GM 〜踊れドクター〜
4.うぬぼれ刑事
5.MOTHER

ってかんじかなー。といっても16本しか見てなかったのですが……特に冬クールは1本、春クールは2本しか見てなかったしなあ。
最近のドラマほど印象が強い、というのは確かに否めないので、見事に季節を遡ってるようなこのランキングも相当怪しいもんですがw ともかく『SPEC』は文句なしに面白かったんですよ。1位は確定かな。『Q10』はやっぱり心に残る作品だったし、『GM』『うぬぼれ』は何も考えずに笑って見れるドラマだったのでこの位置に。何も考えずに、って実は凄い褒め言葉ですよ。物語の破綻がほとんど見えなかったってことだもん。『MOTHER』は全体的には良かったんだけど、細かい粗や個人的に納得いかない部分も多かったのでこの位置で。あと『曲げられない女』もこの5つとはちょっと落ちるけど、なかなかいいドラマでしたね。


■今年の総括
なんだか年々1年が早くなってく気がします。毎年言ってるけどいろいろなことがあった1年だったなあ。これも糧だったと思える日が来るんだろうか。
小説についてはほとんど書いてないし、ツイッターの方でもサブアカを作って鍵かけて書いているのでほとんど言及が見えないのですが、がんばってます。わりといろいろなことに挑戦したいなぁと、慣れない三人称を書いたり一人称でも工夫してみたり、連作短編書いたり避けてきたテーマに踏み込んでみたり創意工夫してるのですが、まあやっぱり難しいですねーw 毎度毎度先輩後輩に協力してもらってばかりで、本当に頭が上がらない思いです。


まあというわけで、来年もどうぞよろしくお願いいたします。みなさまよいお年を!