麺はアルデンテだ!

ちょっくらイタリアへ旅行に行ってきました。といっても更新のなかった期間中にというわけではなく、実際行ったのは昨日までの10日ほどで、それまではずっとサボってただけっていうあれなんですけれども!


卒業旅行と銘打ちながらも、なぜかいっしょに行く相手は年下の友人で*1、まわりにさんざんからかわれたりしながらも旅行に向けて準備をしてる時間はすごく楽しかったです。就活も卒業もそのためだけにがんばれたようなものだったし*2お金貯めるために始めた数年ぶりのバイトも非常に居心地が良くて終わってしまうのがもったいないくらいなのです。
まあ蓋をあけてみればもちろん楽しいことばかりではなく。ずうううっとふたりきり*3で寝食を共にすることっていうのがはじめてで、つーか自主的に海外旅行行くことがそもそもはじめてで、そのわりには覚悟がなく意識も薄かったわたくしだったわけなのです。そのうえ方向音痴で語学能力ゼロで加え極度の世間知らずなわけですから、二人旅行しかも海外となりゃあそりゃ問題も浮上しまくってくるわけで。喧嘩というほどではないのかもしれないけどおたがいイライラして黙りこくるタイムが一日に一回はありました。というか趣味も性格もほとんどあわなくて、あうのは煙草の趣味ぐらいなもんなのに、怒り方だけはほぼおなじっていうのがちょっとおもしろかったですw ふたりともしゃべりたがらなくなるし目もあわせたがらなくなるんだよな。で、絶対にその場では不満を露わにしないの。言ったら負けとすら思ってる。でも喧嘩らしい喧嘩はいままで一度たりともしたことがなかったので、これはこれで貴重な体験だったのかもしれないです。そのあとで「あのときはおたがいすげームカついてたよね」って笑えたのもよかった。そして旅行中だんだん相手の敬語モードが薄れてくのはすごくうれしかった(化けの皮が剥がれ始めたともいうw)。


ムカついたし、ムカつかせたし、疲れたし煩わしかったし面倒だったし情けなかったし迷惑かけた10日弱だったけど、でもそれを補ってあまりあるぐらい楽しい旅行だった。昨日の夜撮った写真を見てたらいろいろ思い出してすごくさびしくなってしまった。いちばんつらいのは、卒業するということよりも、おわってしまうのは自分だけで相手にはまだまだこの先に道が続いてるっていうことなのかもしれないけど。でもいっしょに行ったのがその友人でよかったと心底思ってます。彼がいっしょじゃなきゃいろいろな体験できなかったし、多少強引にw引っ張り回されたとしてもそれはそれですごく思い出深かった。
写真を見返しても思い出すのはどこに行ったかとかじゃなくて、丸いチーズすげえまずかったとか、ぺちゃぺちゃ投げつけるスライム状のボールの売り流行りっぷりとか、夜中にちょっと悪いことしたりだとか、階段昇ってひぃひぃ言いながらツアー客をばかにしてみたりだとか、なんかそーゆーどーでもいーよーなことばっかりなんですよね。でもどーでもいーことで繋がれるってことはとてもうれしいことですね。写真撮っておいてよかったー。そしておわってしまったなー。あーあ。撮ったビデオを再生するみたく、もう一度追体験できればいいのにね。


トップにはいちばんお気に入りの写真を載せたかったんだけど、相方の後ろ姿がばっちり映っちゃってるので自粛しておきましたw

*1:そもそも同い年の友人がびっくりするほどいない

*2:まぁまだ卒業できるかどうかはわからんが……

*3:ちょいちょい例外はあったけど