「瑠璃の島」#3

瑠璃の島 第3話「海ガメがくれた勇気」
相変わらずサブタイトルはダサいけど、相変わらず内容は面白かった。今日は海ガメと照明さん(小日向文世)に泣かされたよう。

今回は直(西田尚美)が徹底的に悪者に描かれてましたね。でも無邪気なシーンとかも取り入れてあったりして。だからかなあ、直が芯からの悪者だとは思えないんですよね。そりゃ瑠璃(成海璃子)戸籍とか抜いたりして最低の母親だと思うけど、戸籍抜いたからといって母子関係が崩れるわけじゃないんですよね。まあ瑠璃にとってはかなり辛いことだと思うけど。多分最終回あたりで出てくるんだろうなあ。「返してくれ」とか言い出しそうだ。

ていうかもう親子一緒のシーンが泣けて泣けて。布団の中で笑いあうシーンとか、瑠璃がヤシガニ探すシーンとか。あと照明さんが娘のことを想って泣いたり、直に「捨てちゃダメだよー!」とかいうところとか。

というわけで今回のテーマは「我が子」でしたね。海ガメもそのキーワードの一つかと。海ガメって産卵するとき涙を流すっていうじゃないですか。それが恵(倍賞美津子)の「どの女も出産の痛みや喜びは忘れられない」っていう言葉と繋がるのかなあと。その痛みを伴って産まれた海ガメが頑張ってるんだから、自分も頑張ろうと、瑠璃も力づけられたんじゃないんですかね。

ていうか、うわあ、めっちゃ真面目レビューだ。でもいちくちしたところは面白かったですよ。仲間夫婦のセリフの掛け合いが好き。あと勇造(緒形拳)が焦るとき長靴履かないで出るシーンがあるのが2度もあったのが面白かったです。

このドラマのいいところはみんなが善悪はっきりしている人ばかりじゃないっていうのがいいですよね。