吉村達也「ビンゴ」他
今週読んだのは、
- 作者: 吉村達也
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/07/01
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- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2001/01/30
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あーあとなぜかどこの書店にもなかった「だめんず・うぉ〜か〜①」ようやく購入。学校の近くの本屋で買いました。電車の中MDを聴きながら「だめんず・うぉーかー」読んでにやにやしている気持ち悪い男子高校生を今日見かけた方、それは僕です。どうもはじめまして。
というわけで、感想は以下。かなりネタバレ含みます。特に「ビンゴ」。
吉村達也「ビンゴ」は登場人物が多く、そのせいでどんどんクラスメイトが死んでいってもまったく可哀想だと思えず。しかも一番ひどいことしてるやつらが生き残っているっていうのもどうかと。あとキャラ立ちも分かりやすくしようとしているのが空回りして、「ハカセ」と呼ばれるガリ勉君や急に歌いだす女など、あまりにも漫画ちっく過ぎて・・・あと「ハカセ」もいじめられてたけど、「東京の大学に行きました。ま、『の』はつけてもつけなくても同じですけど」(意訳)なんて言う奴、同情できません。
「なんでリンチされてたのはハカセなのにビデオだと女の姿なの?」など、疑問点は多々ありますが、まあここ最近低迷気味だった吉村作品の中では面白い方でしょう。
恩田陸「六番目の小夜子」はドラマとはまったくベツモノ。まあ、僕もドラマは数年前(本放送)見たっきりで記憶は曖昧なんですが。まず、鈴(鈴木杏)自体ドラマオリジナルキャラだしね。正直僕はドラマのほうが好みでした。
ドラマは当時地味キャストだったけど、今思えば鈴木杏、栗山千明、山田孝之、冨士眞奈美、美保純、勝地涼と民法ゴールデンでも通用する豪華キャストだったんですよねー。そういえば、故古尾谷雅人氏も出演していたんでしたっけ・・・
原作の主人公は秋(ドラマ版で言う山田君。ていうかまたフルネームで書いちゃったよ)なんですけど、やっぱり頭が良くてかっこいい主人公ってむかつきますねー(にっこり)ドラマ版の当時の山田君は髪の毛がもさくて眉毛もぶっとくて田舎臭くてあんまりかっこよくなかったけど。今はずいぶん垢抜けましたけどね。