ALWAYS 三丁目の夕日

今日は映画を見てきました。「親切なクムジャさん」とどっちにしようか迷った結果、こっちになりました。内館牧子も勧めてたし。感想はネタバレありなので、隠しておきます。




とりあえずキャストは文句なし。「茶川竜之介」なんて明らかに名前負けしてる作家に吉岡秀隆、色っぽい居酒屋ママ役に小雪、怒りっぽいモーター会社社長に堤真一、その妻に薬師丸ひろ子堤真一の会社で働く青森出身の女子高生に堀北真希、竜之介が引き取ることになる子供に須賀健太、そして「近所のオバちゃん役」をやらせたら右に出るものはいないんじゃないか、なもたいまさこ
印象に残ったのは薬師丸ひろ子かな。夫を内助の功で支える妻役がはまってました。吉岡君は今回は純君ではありませんでしたな。堀北ちゃんはやっぱりうまいなー。しかし六番目だから「六子」ってなんて安易な名前のつけ方。
ちょっと出のキャストについて語らせていただくと、普段はいい人役の多い小日向文世の嫌味な社長役もはまってましたな。この人、悪い役でもいい役でもはまるなあ。秘書役に小木茂光もナイスキャスティング。あと息子を捨てた母親役に奥貫薫ってのも。

面白かったことには面白かったんですが、ちょっと長かったかも。途中で寝てた人いたしね。でも、それ以外は文句なし。「菊次郎とさき」といい、こういう昭和系のやつって結構好みなのかも(もちろん内容にもよりますが……)

個人的には吉岡・須賀擬似親子よりも堤真一のモーター鈴木一家の方がじんときました。今では会社で住み込みで働く(しかも女子高生が)ってことなんてありえないからなー。そしてやっぱり薬師丸母さんの存在はでかい。「1リットルの涙」といいこの人が母親役だと、本当に子供への慈愛があふれてる感じですごいです。「菊さき」の室井滋も負けてはいませんが。

ちょっとしか出てない悪魔先生こと宅間先生(三浦友和)はなかなかいい味出していました。麻木久仁子が「気立てのいい美人」と紹介されていることはおいといて。なんかサンタのときとか、妙に切なかったんだよなあ。

小道具もチケットとか万年筆とか空の指輪箱とか、うまく使われてました。セットもすごかったなー。最後の夕日はCGなんでしょうかね、やっぱり。今じゃあんな夕日見られないもんな。

そういや予告で「THE有頂天ホテル」やってました。キャストもかなり豪華だし、面白そうなんですが、ちと人多すぎないか? ま、観に行きますがねもちろん。