「女の一代記スペシャル 〜杉村春子〜」

最終夜は杉村春子米倉涼子

三人の中では、この人の話が一番波乱に満ち溢れている気がする。ていうかそれは杉村春子自身じゃなく、その周りの人が。だって付き合う男はことごとく結核で死に、所属した劇団はことごとく解散て……怖。ようするに彼女はさげまんだったんですねえ。
あとやっぱり宮沢りえ天海祐希松下由樹と比べたら米倉は演技はちょっと微妙でしたね〜。まぁ、自分の職業を演じるって、すごい難しいとは思うのですが。
あと、なんとなく薄っぺらな感じがしたんだよな……今回。

しかしちょこちょこと出ているキャストが妙に癖があって楽しめました。大路恵子、銀粉蝶松重豊杉田かおる磯野貴理子などなど。しかし太地喜和子ソニンて。太地喜和子って、田宮版「白い巨塔」の財前の愛人役の方ですよね?
そして春子(米倉涼子)が付き合っていたという俳優陣も山口達也柳葉敏郎成宮寛貴とまぁジャニーズからゲ○まで幅広かったです。

構成もどうよ? って感じでしたね、個人的には。なんか途中でぶつぶつ切れて現代に戻ったりするのがちょっといただけなかったかな。他の二つみたいに、普通に過去から現代に遡るっていう構成でも良かったと思うんだけど。
でも、杉村春子が亡くなるシーンまでを書かなかったのは正解でしたね。越路吹雪編の絶命シーンが良かったので、今回はテロップだけでOK。

というわけで、これで「女の一代記スペシャル」も終了。あとは溜まったドラマを見るだけ……ふぅ。
個人的には、「越路吹雪瀬戸内寂聴杉村春子」って感じでした。越路吹雪編は、松下由樹の存在がかなりでかかったですねー。横幅って意味じゃないですよ