「大奥」最終話

大奥 最終話「乱心」
まぁ今日にSPやるわけですが。

もうもうもう、前半の信子様(藤原紀香)が恐ろしすぎて。大典侍中山忍)の「妊娠したかも」発言にキレる信子。このときの信子の顔が怖くて怖くて。しかし大典侍、ちゃんと綱吉(谷原章介)とのおねや、あったのね。今まで疑ってました。ごめんね。
そして、「腹の子もろとも殺してくれるわ!」と蝋燭の蝋を青筋立てながら廊下に塗りたくる信子様。この時の顔が怖すぎ! 一番最初の大奥の浅野ゆう子といい、このドラマは女優を上手く使ってるよなあ。もちろん女優さんも頑張っていらっしゃるんですが。とにかく紀香嬢はこのドラマでかなり株が上がったなあ。熱演すぎ。
大火傷を負った信子が、綱吉に「そばにいてくだされ」と懇願したときは「あ、これは何かあるな」と思いましたよ。綱吉がついうたた寝してしまって目を覚ましたとき、じっと見つめてたのは怖かった。
信子も壮絶な最期でした。綱吉を実は愛していた、というのにはちょっと「?」でしたが*1


綱吉も、かなりかっこいい死に方だった。成住(田辺誠一)を殺したのが柳沢(北村一輝)だと知った安子(内山理名)。包丁を柳沢に突き立てるが、綱吉がかばい、柳沢が綱吉を刺す格好になってしまう。それを目撃する音羽余貴美子)。そして、刀をさらに自分の身に突き刺す綱吉。
このシーンを見たときは綱吉が身をなげうって柳沢に復讐したようで、「よっしゃ!」と思ったのですが、綱吉の「柳沢を恨むな」というせりふに拍子抜け。安子も柳沢をかばって「自害したのです」と嘘ついちゃうし。柳沢は史実上では長生きしたという話らしいので、この展開は仕方ないのかもしれませんが、なんとなくしっくりきませんでした。最後、染子(貫地谷しほり)の幻を見るシーンは、柳沢が罪悪感に打ちひしがれているんだと分かってよかったのですが。


大奥シリーズは途中中だるみする傾向があるのですが、今回はそれがなく、1クールかなり楽しめることができました。個人的には 華の乱>大奥>第一章 って感じでしょうか。とにかく、藤原紀香には助演女優賞を差し上げたいぐらいです。今クールは本当魅力的なキャラが多かったです、良くも悪くも。ま、それはのちのち語るとして。
SPも楽しみだなあ。ただの総集編じゃなければいいけど。

*1:綱吉に対する憎しみしか感じられなかったもので