「けものみち」第二章

けものみち 第二章「愛人VSお局様」

やっぱ、展開がどことなく黒革っぽいよなあ。


紗和子(野川由美子)に「あなたが賞をとった作品は、私のアイデアを盗んだものです」って言って脅すところなんて、特に黒革っぽかったです。しかし、まさかあの紙が白紙だったとは……紗和子に「それを見せて」って言ったらどうするつもりだったんだ、民子(米倉涼子)。おばちゃん軍団が来なかったら危なかったですね。グッジョブおばちゃん軍団。


しかし、小滝(佐藤浩市)と秦野(吹越満)の目的がいまだ分からん。民子は「あの男に対抗するだけの力がある男だと思ってる」って小滝に言ってたけど、鬼頭(平幹二朗)に民子を送ったのは、鬼頭に対抗するためだったの? ここら辺がいまいちよく分かりません。あと、初音(東ちづる)のことを民子は小滝が使った女みたいなこと言ってましたけど、そこら辺もよく分からなかった。初音は小滝の刺客なの? それとも民子の勘違い? 民子と小滝の関係は知ってたみたいですが。


題名の「愛人VSお局様」ってのは民子と米子(若村麻由美)のことなんですかね。米子はまだ鬼頭を愛してるのかなあ。なんかさりげなく誘惑してましたが……そのときの髪の毛の振り乱しっぷりが素敵に怖かったです。
怖いといえば、初音。あのねちょ〜っとした、どことなく粘着質な喋り方が怖い。しかし一人で来た久恒(仲村トオル)を「警察って二人一組で来るものじゃありませんの?」と追い払ったりと、結構頭の回転は早いんですねー。民子を脅そうと思ったら逆に脅し返されて、今回は負けてしまった初音だけど、今後色々仕掛けてきそう。
美代子(星野真里)にはもっと暴れてほしいなー。たまに声のトーンが低くなるところとかはうまいんだけど。お金を一度彼女に渡しておいて、小滝のことを喋ったら奪い取った久恒には笑った。ケチな奴だなー。家の雰囲気を見る限り、裕福な生活ではないようだけど。


しかし、結構展開早いなー。久恒、奈々美(上原美佐)、美代子、初音と、民子のやったことを疑っている人が多すぎるのが気になる。黒革同様、また一人ずつ蹴り落としていくのだろうか。