「神はサイコロを振らない」the 6th day

神はサイコロを振らない the 6th day「十年前恋人は今、友達ですか?」
実は消える時の話がよく分かってなかったりする……話難しくて。


今回は駆け落ちカップル(丸山智己矢沢心)の話。金を手に入れたのは現在じゃなくて、10年前の話だったんですね。わけの分からない状況に追い込まれて、何かやらかしたんじゃないかと思ってたんだけど。10年前のことなんだしいいじゃん……とは思ったけど、当人たちにとっては数日前の話だからなあ。しかしこういうパターンにでも時効とかあるのだろうか。はい、どうでもいいですね。
だけど妙に冷静にこの事実を受け入れている人が多い中、このカップルみたいに自暴自棄になっちゃうのは仕方がないよなあ。特に航星(中村友也)は冷静的すぎるよ。だけどあのカップルはあれでおしまいなのか? なんか失踪者サイドの話が薄っぺらい気がする……瑠璃子成海璃子)サイドと昇子(明星真由美)サイドの話は少しずつながらも動いているからいいとして、神蔵夫妻(ベンガル・大川栄子)なんて今回出番なかったし。てか、いつまであの人たちはホテルにいるつもりなんだ?


あ、今回は佐々木麻緒ちゃんの出番が多くて嬉しかった。何度も言いますが、この子の演技は反則だよー。無条件で涙腺緩んでくるもん。ちょっと出来すぎではないか? という気は毎回するんですけどね……しかし誘拐はえらい無防備な誘拐だったなー。あれじゃばれるよ。


「お金しか信じられなかった」駆け落ちカップル。その話を聞いてヤス子(小林聡美)が慰謝料を払うという話に対し、「お金で癒される人もいるんです」と答える。しかし哲也は「大切なのはお金じゃない、人の気持ちだ」と言う。ヤス子が哲也と亜紀(ともさかりえ)によって変わっていく過程は失踪者サイドとは違ってじっくり書かれててじんわりきます。冒頭のヤス子と亜紀の「観覧車でチューしておいでって書いてあって」「あんらぁ〜〜〜」や、白目向いてチューしようとしているヤス子に対し亜紀が「チューする時だって気持ち悪い顔になっちゃってさ」という辛辣なコメントは面白かったし、哲也に髪の毛をくしゃくしゃにされたヤス子がくしゃくしゃし返そうとして「な、ないっ」も笑ったんだけど、最後タクシーに乗って遊園地に向かっているヤス子に亜紀から電話がかかってきて「ヤッチが観覧車でチューするわけないからさ、もったいないから今遊園地いるの。あ、でも観覧車には乗んないから安心してよね!」はぐさっときた。亜紀も悪気がなくてやったことだけに余計辛いよなあ。しかし亜紀はヤッチとテツのことばかり心配してるけど、自分がしたいことはないんでしょうか? ただただキューピットに徹していて、なんだか悲しい。
そうそう、変わっていくといえば菊坊(武田真治)ね。今日だってピアノを弾いちゃったりして、どう変わっていくかすごく気になります。あ、そういえばサイトの理由の補足がありましたね。「誰かと繋がっていたかった」という理由は、まあ前の理由よりかはしっくりきたかな。もしかしたら書き入れしたのかな。
あと加藤教授(大杉漣)。正直彼のラブストーリーは興味ないし蛇足だと思うしそれ書くならもっと失踪者側の話を深めろよ! と偉そうに思ったりもするんですが、これで彼も変わっていくんだとしたら、ちょっと興味がわいてきたかも。


あ、そういえば今日予告がなかったなー。なんでだ?