「けものみち」第八章

けものみち　第八章「鬼頭の死〜莫大な遺産」
なんか面白いのか面白くないのかよく分かんなくなってきたよ。

とりあえず小滝（佐藤浩市）の目的は鬼頭（平幹二朗）のディスクで、それに入ってる情報か何かなのだということが分かった。秦野（吹越満）を殺してまで手に入れたけどどうやらあと一つ必要な様子。きっとそれが民子（米倉涼子）が鬼頭から譲り受けた刀（？）と何か関係があるんだろうな。しかし、民子と小滝のラブストーリーなんて要らないよ……久恒（仲村トオル）と小滝で民子を取り合ってるわけじゃないんだからさあ。久恒といえば、何で彼は民子に協力するんだろう。小滝を捕まえたいから？　民子が好きになっちゃったから？　よく分からん。

しかし、米子（若村麻由美）の穴は結構大きいな……このドラマって一応サスペンスに分類されるんだろうけど、サスペンス度なら裏の白夜行の方が個人的には濃厚だと思ってて、で、こっちは米子とか初音（東ちづる）のエグさで楽しませてもらってたんだけど……うーん。とりあえず米子さんは幽霊役で登場してくれましたね。あと「黒谷ぃ」と呼ぶ民子がちょっと米子っぽかった。関係ないけど、タイトルのとき流れる映像、民子を抱きしめてるのは久恒かと思ったけど、どうやら黒谷（前川泰之）らしい。なんで黒谷？
そして、秦野を殺したのは黒谷だった。小滝の差し金だったらしいが、黒谷もなんだか消されそうな雰囲気。しかし秦野の死に方は、米子の死に方同様派手だったな〜。秦野には殺した恋人を綺麗に片付けてくれたという恩があったから、あそこまで忠実だったんですね。えげつない縁だ。いきなり踊りだしたときにはどうしようかと思ったよ。あと、キレたときの吹越さんもヤバかった。

宝仙閣を民子が買い取るって話が出てきたけど、これって今後のないように影響するのかあ？　とりあえず初音さんは借金があるくせに金があるふうを装って民子の前にわざわざ出てくるほど見栄っ張りだっていうことが分かりました。そうそう、見栄っ張りといえば、民子曰く「笑うと頭の悪さが顔に出る」美代子さん（星野真里）と間宮（長谷川朝晴）。民子の台詞は妙に言い得てて笑った。星野真里ちゃんがうまいって事なのかもしれないが。しかし、この二人ってちゃんと今後のストーリーに絡んでくるわけ？　あと光恵（田丸麻紀）と奈々美（上原美佐）も。なんだか登場人物だけ無駄に多くしてとっちらかったまんま終わりそうな気がしてきたんですけど……

というわけで、来週は最終章。なんだかあんまり「次週はどうなるの！？」とワクワクしてこないんですが……