「タイヨウのうた」リタイア

うわ〜、すごいリタイア率だな。というわけでここは開き直って、今回は見るドラマは3,4作だけに絞ろうと思います。


まず、登場人物に誰ひとりとして魅力がある人がいないんだよねえ。沢尻エリカちゃんも山田君も、全然いいとは思わなかった。まずこういう難病ドラマで、難病の持ち主は、「なんぼなんでもそんなええ子おらへんやろ」ってぐらいでもいいからいい子じゃないと。特に女の子の場合(あんま難病ドラマで、難病の持ち主が男、っつーのはないよなあ)。そうじゃないと、なんとなく感情移入しにくいんですよね。別にどんなに生意気でもその子がそれを補って余りあるほど魅力的な人物として書かれていればいいんだけど、今回の雨音薫(沢尻エリカ)はただ生意気(あれはクールなんじゃなくて生意気なだけでしょ)なだけで、「夢を追っている少女」という感じがあまりしなかった。山田君も、彼自身が抱えている虚無感みたいなものが全然感じられなかったんだよねえ。これは脚本のせいだろうなあ。というか僕、渡邊睦月さんの脚本って苦手なんですよね(最近異様にプッシュされてるみたいですが)。登場人物も妙に多くて、ごちゃごちゃした感じを受けました。そして、なんでまた小林麻央が出てるんでしょう……しかも、「小林麻央に激似」な役で。この人も最近出ずっぱりのわりには演技がうまくならないよなー。あと、佐藤二朗がまた出てた。仕事しすぎですよ。黒田知永子は、思ったよりも演技はうまかったです。


やっぱり、最初の薫の部屋の窓の映像でケチがついたかな。あれ、完璧写真でしたよね。あのちゃっちい合成はどうにかならなかったのか。ラストシーンも、「何でお前ヘルメットふたつ持ってんねん!」と、そんなところが気になっちゃったりして。
唯一良かったのは、主題歌でしょうか。柴咲コウの歌は結構好きです。