2006年夏クール総評

とりあえず「純情きらり」が終わり、なのにもうすぐ「芋たこなんきん」がスタートするので慌ててアップ。しかし今回は、夏クール(個人的に行事満載)とはいえどリタイアドラマがかなり多かったなあ。なんか回を増すごとに見るドラマが少なくなっていくのは、自らの怠慢が故でしょうか。その代わり見続けたのは結構吸引力のあるドラマばかりで、純粋に楽しめたという点については満足しているのですが(とか言いつつツッコミまくってんじゃん!というツッコミはなしで)。


(いつもの如く、超長いです)

1「結婚できない男
個性的なキャラクターたちと、阿部ちゃんの見事な偏屈ぶり、そしてなんといってもこつぶちゃんの力が大きかったこのドラマ。もちろん内容も面白かったです。毎回「信介の偏屈さに振り回される周りの人々→少し変わったような信介」みたいなパターンだったけど、脚本は練り込んで丁寧に作られているといった感じが良かった。


2「純情きらり
下のマイボスと迷ったのですが、あれだけ長かったら粗が目立つのも仕方ないし……という身勝手なファン心理でこちらが上に。三姉妹も芸達者だったけど、室井滋戸田恵子の存在はかなりでかかったと思う。しかし、何故タイトルが「純情きらり」だったのか……純情でもきらりでもないぞ。魔性の女兼お外で誘惑ヒロインは純情ではないはずだ。


3「マイ★ボス マイ★ヒーロー
2位とは大差なしで、3位。前半のハチャメチャっぷりは好きだったんだけど、後半の「青春!」って話になっちゃったらどうも以前ほどにはのめり込めなかったというか……もちろん面白かったんですけどね。出てくるキャラみんなに好感が持てたのは、さすが大森美香と言うべきでしょうか。


4「不信のとき
批判吹き荒れる例のラストも、別に僕は嫌いじゃなかったです。ただ、なんとなく釈然としないまま終わってしまった……ていう違和感は拭えず。特に妻と愛人の対決の予告フェイクはイライラしまくりでした。原作にわりと忠実だったのは良かったけど、アレンジの仕方が……でした。無駄な話が多すぎ。


5「誰よりもママを愛す(視聴のみ)
小林聡美とピンコさん(阿部サダヲ)の存在が大きかったこのドラマ。前半は好きだったけど、こずえがまともキャラになってきてからなんかつまんなくなっていった気がする。特にラストは丸く収まりすぎ。玉鉄とピンコさんのカップルなんてありえねえっつーの。やっぱり長男君は元々そういう素質があったんだろうねえ……


6「下北サンデーズ(途中リタイア)
1話目は良かった。久々に「トリック」っぽい堤作品が見られる?って嬉しかったのに、回を増すごとに陳腐になってっちゃって残念。これは低視聴率による脚本修正が悪いというよりかは、元々の脚本が良くなかったんだと思う。多分。


(以下初回リタイア)
「サプリ」いつまで月9はこのスタイルで行くつもりなんでしょうか。
ダンドリ。青春モノはやっぱり難しいなあと再実感。
CAとお呼びっ!」「花嫁は厄年ッ!タイトルに「!」「ッ」「。」「★」が付くドラマは大抵内容が薄っぺらだという法則が今回も。あ、マイボスは例外だったな。
レガッタ主人公4人の演技がひどすぎ。もこみちは演技上手くならないねえ……
タイヨウのうた柴咲コウ主題歌ドラマ=個人的に面白い、という法則が見事に打ち砕かれました。
「黒い太陽」これ面白かったそうですね。見たかったな……


以下、勝手に各賞のコーナーでーす。


最優秀主演男優賞 長瀬智也マイ★ボス マイ★ヒーロー
阿部ちゃんと迷ったのですが、顔芸の差で。
最優秀主演女優賞 宮崎あおい純情きらり
贔屓じゃなくて! キャラはともかく、演技は結構良かったと思うんだけど……
最優秀助演男優賞 阿部サダヲ誰よりもママを愛す
このドラマに於いての彼の存在は大きかったと思います、はい。
最優秀助演女優賞 夏川結衣結婚できない男
細かな表情が凄く良かった。ますます惚れました。
最優秀新人賞 こつぶ「結婚できない男
ま、こつぶちゃんについてはさんざん語っているのでここでは割愛。
主題歌賞 柴咲コウ・invitation「タイヨウのうた
ドラマは見てないくせに、って感じですが、主題歌は好きでした。


さ、明日中に期待度表をアップせねば。