「家族」第2回

家族 第2回「仕事と子育て妻と別れた男の涙・・・」
サブタイトル、涙なんか流したっけか?


うーん、今回は、とにかくひたすら悠斗(宇都秀星)が可哀想だった。あとやっぱり理美(石田ゆり子)が悠斗を本当に愛しているようには思えないんだよなあ。本当に子供のためを思ってるんだったら、悠斗が今どういう生活をしているのか気になるわけだし、ただ頭ごなしに「悠斗を返して」「別れる」ってあんた……って感じですよ。ちゃんと亮平(竹野内豊)と話し合うべきだと思いますよ、マジで。ただ黙って弁護士(木村多江)を送りつけるっていう手段も気に入らない。「僕と彼女と彼女の生きる道」でも思ったけど、父親が突然子供を引き取る……みたいな「クレイマークレイマー」系のドラマって、母親役を悪役というか悪者にしなきゃ成り立たないのか?「子供を愛している」という台詞とその母親の矛盾に毎回疑問だらけです。
「悠斗はこっちが引き取る」という口論の末に、亮平が「あなたの作ったお弁当のせいで悠斗がいじめられている」と理美に言われたときはさすがに亮平が気の毒だった。いや、一番気の毒なのは悠斗なんだけどさ。亮平としては頑張っていて、意気揚々として弁当を作っていたのに、「それのせいで悠斗がいじめられている」と他ならぬ理美に言われたのは悔しかっただろうなあ。そのあと自分の両親が口論しているのを聞いて、悠斗が「お父さんのお弁当美味しいよ」と言うのは心苦しかった。似たような境遇の子供の立場として言うけど、たった5歳の子供に気を遣わせたら駄目ですよ>両親。しかし晋ちゃん(渡哲也)や美帆先生(さくら)は亮平の境遇を知っている上で、あの弁当のことも知ってたんだから、2人が亮平に忠告してあげれば良かったのに。晋ちゃんはさりげなく言ってましたが、美帆先生はちょっとねえ。他人の弁当に面白がって群がる暇な保育園児を注意するぐらいのことはしていただかないと。最後に悠斗が弁当を全部食べたのは良かったけど、仕切りまでなくなってたのはなんでだぜ? まさか仕切りまで食べたわけじゃあるまい。


しかしこのドラマって「妻を失った男たちが同居する」っていう話じゃなかったでしたっけ……なんかいまだに亮平たちと晋ちゃんが同居しそうな気配がないのですが。