「ライアーゲーム」Final

ライアーゲーム Final「最後にとっておきのゲームをご用意致しました…絶望…狡猾…裏切り…嘘そして希望…今宵、皆様は人間の本性を目撃、ライアーゲームの全ての謎が明らかになる場面に遭遇するでしょう…ご堪能下さい…レロニラより」
最終回BGM自重。うるさかったです少し。


やっぱり3時間は長い。いつから本編が始まるか分からなかったから一応パソコンとかしながら見てたんですけどだれちゃったなあ。結局2時間まるまる総集編でした……まあ、一応
・フクナガ(鈴木浩介)ってネイルアーティストだったのかよ!
・ツカモトユウもライアーゲーム事務所の回し者だったとは……
という情報は入手できたわけですが。あとレロニラとハセガワ(北大路欣也)は同一人物だと勝手に思い込んでたけど全然違いましたはい。そして総集編は軽くフクナガ名場面集になってましたね。「フクナガ超嬉しいんですけどおおおお!」はいつ見ても笑える。


で、肝心の本編ですがちょっと微妙。ただツチダが逃亡したのはやっぱりきちんとした伏線で、それが回収されてたのは良かったですねえ。でもラスボス的存在であったはずのヨコヤ(鈴木一真)が意外と弱かったのには残念。最後の秋山(松田翔太)のトリック(とまではいかないけど)も「カード再発行してもらった」という手段も陳腐で、今まで伏線も何もなかった状態でそんなこと言われてもねえ……と思いますた。ルールで「再発行可」とか言ってくれれば良かったんだけど、でもそれ言っちゃえば「再発行ネタ使います」って言ってるようなもんだしなあ。ということはこれはこれで良かったのかな。あまり納得のできる手口ではなかったんですけどねえ。
つーかそんなことよりもキノコですよ! フクナガですよ! このドラマのスタッフってキノコのこと大好きなんだろうなあ。最後の秋山とヨコヤのやり取りよりも、むしろフクナガの「ダウト1億円」に痺れたわけでして。フクナガかっけえええ! 唾飛ばしまくりだけどwwwこのドラマの一番の収穫はフクナガ、っつーか鈴木浩介さんかもしれないなあ。名前ばっちり覚えました。ただ別のドラマ見てもキノコヘアじゃないと分からなさそうですがw


ラストはちょっと綺麗に締めすぎ。ハセガワもあっさり改心。うーむ。ハセガワが「直のためにゲームをした」みたいなこと言ってたけど、あのホームレスはじゃあなんなの?って感じですよー。あれ?「直に救われた」ってだけだったかな。でもやっぱりこのゲームの主催理由が結局はっきりしないままだしさー。最後の最後、またライアーゲームの参加者が……っていう展開はまあドラマでありがちなオチだからいいとして、まるで伏線のごとくあのホームレスが「借金だけじゃ済まされない」とか言っておきながら結局詳しい説明なしだし。レロニラとハセガワだってなんかただならぬ関係みたいなこと言っておきながらレロニラ何者か分からないし。こういうの差し挟まなきゃ良かったのに……原作に向けての伏線だったのかなー。うーん。


ドラマとしては面白かったけど、やっぱり終わってない原作をドラマ化するってのは個人的には反対です。別に完璧に再現しろとはいわないけど、下手すれば雰囲気をぶち壊す可能性があるので。このドラマも最終回はちょっと微妙だったなあ。そのせいか、肝である「ライアーゲームを主催した理由」がかなり曖昧だったし。明確な答えを出したら原作に影響が出るから……ってことか? ただ松田翔太君は見直しました。総集編見て思ったけど初回と最終回じゃ断然上手くなってる気がする。気取った役に照れがなくなったからだと思いますが。あとしつこいようですが本当にフクナガは大収穫ですよー。キノコだけに。