「佐々木夫妻の仁義なき戦い」#5

佐々木夫妻の仁義なき戦い #5「猪木号泣!!家族は永遠に不滅です」
ゲストに松田美由紀小清水一揮ほか


今回のテーマは「家族」と「約束」。約束を頑なに守ろうとする法倫(稲垣吾郎)と「家族なんだから気張って守らなくてもいい」と言う律子(小雪)、それが猪木元夫妻の間で交わされた約束「月一しか夫は息子に会ってはならない」という話に上手く絡んでいて面白かったです。あと紗枝(桜井幸子)が父と交わした約束というか、父に代わって遺産相続しなければならないと気負う紗枝が本当は疲れていてもう放棄したい、と思っている部分とかもね。佐々木夫妻の約束「シャ乱Qのコンサートを見に行く」っていう約束は破られ、法倫と紗枝のキス現場を律子に見られるという最悪の結果に終わったわけだけど、猪木元夫妻の約束は綺麗に破られた、という結果がまた皮肉で面白かった。


なんて性懲りもなくまたぐだぐだ理屈こねてみたけど、でも本当に今回は良かったです。古田新太松田美由紀の演技にもちょっと泣かされたし(松田美由紀の演技がなんか好き、ってのもあるかもしれないけど)。母親(松田美由紀)だって悪意があって息子(小清水一揮)を夜遅くまで放置したりしていたわけではなく、養うため仕方なく……だったし(それこそ過労で倒れてしまうほど)、両人とも息子のためを思ってのことだったから、一方的に「母親が悪者」で終わらなくて良かった。なのでこのまとまり方は綺麗で良かったなあ。泣きまくりで何言ってるかわからない猪木(古田新太)の通訳をする律子、っていう図もいいw二人の間のみで話が進み、律子がただの添え物になっているだけっていうわけじゃなかったしね。
あと息子役の子、どっかで見たことあるなーと思ったら「14才の母」の弟君役の子だった。喋り方に妙に特徴あるよな。


来週は紗枝メインの話。根岸さんの嫌味ババァ役が似合いすぎていて怖い。今まで散々法倫は「離婚だ!」とわめきたててたけど、今回は律子の方から離婚をつきつける形になったりするのかな。しかしこのドラマのテーマだった「激しい離婚バトル」はあまり繰り広げられてる気がしない。それはそれでいいんだけどさ。