『板尾創路の脱獄王』

久々に「つ、つっまんねー!!」と言える映画を観ました。というかまず板尾が何を、どういったテイストのものを作りたいかが分からないんだよね。まああのオチはありっちゃーありなんだろうけど、でもコメディとして観るにはかなり曖昧な部分があるし。途中の歌のシーンもあれって笑うところだったのかな? 見ててすごい気分が醒めていくのを僕は感じてしまったんだけれども。
内容的にも8割が鈴木(板尾創路)が脱獄を繰り返したりする話でどうも退屈。「脱獄をする理由」がきっちり書かれてたのは良かったとは思うんだけど……この映画の功労者は國村さんですね。國村さんの演技はすごく良かったです。
あとやっぱり芸人を多用されるとちょっと萎えるかなあと。演技云々というよりも、テレビとのギャップがやっぱりどうしても気になっちゃうんですよね。板尾創路に関しては芸人としての彼を僕は実は一回も見たことが無いので、役者としての彼は好きなんですけど、監督としてはうーんどうなんだろう、というか……


と思ったら意外と評判いいみたいですね、この映画。僕的にはハズレでした。