『闇金ウシジマくん』総括

当初は「うわぁ、これドラマ化しても絶対生ぬるい展開になるだけだろ……」と思ってたのですが、いやいやなんともはや、なかなか忠実に再現してくれましたねー。まぁラストは若干改変が見られたけど(モコの話はがっつり削ってたし、まぁそれはいいとしても杏奈の話がいい加減に終わったのはちょっと残念かな)でも瑞樹(かすみりさ)のラストは原作読んだときさすがに可哀想になったので、この改変にはホッとしましたw
あとはそうだなー、基本的に筋もほとんど同じでストーリーも知ってたから、特に言うこともなく原作との比較ばっかになっちゃうのですが。いろいろな話をオムニバス形式っぽくするんじゃなく、並行して描くってのはなかなか新しい試みだった気がします。ちょっととっちらかったイメージもなくもなかったんだけどね。ただひとつひとつのエピソードが薄い気がするんだよなあ……ってまぁ、これも原作を知ってるがゆえなのかもしれませんが。どうしても全体的に薄味になってる気がする。特に小堀(中村靖日)なんてもっと落とされて、そして救われてもいいはずだw ただ初回でオサレ男の話とOLの話をくっつけたり小堀の刹那の助けとなる女がモコ(希崎ジェシカ)だったり、そこらへんのくっつけかたは面白かったかな。ラストのタクシードライバーの話は、個人的には好きだったけどあんまり要らなかった気もするw


千秋(片瀬那奈)はなー……最初は要るかなぁ? とも思ったんだけど、視聴者的立場として必要だったのかなとも思いきや、途中で凄味が効いてきて(まさに本領発揮w)それはそれでよかったけど、いろいろと中途半端なキャラだったかも。いてもいいけど、別になくてもいいキャラだったというかw まあ緩和剤としてはちょうどよかったのかなー。
あとやっぱり全体的になんとなく安っぽい感じがしたのはちょっと残念でしたねえ、まぁ深夜だから仕方ないのかもしれないけど……出演者がAV女優が多めっていうのもあったと思うけどね。まあさすがにゴールデンではできない内容だから仕方ないかw
総合的にはよくできてたと思います。原作読んでる自分にも充分楽しめた作品でした。