『ソーシャル・ネットワーク』

うぅーん、評判ほどは面白くはなかったかなぁといった印象。退屈になりがちなストーリーを構成でうまく組み合わせてたな、とは思ったのですが、それでもちょっと退屈だったし。物語を敢えて俯瞰的に撮って、ドキュメンタリー風(いい意味でね)にしてたのはすごい好感が持てたけど。あと主人公のマーク・ザッカーバーグジェシー・アイゼンバーグ)がものすっごく憎たらしかったのは評価できますw face bookは登録だけしてて、ほとんどいじってないんですが、こんなの見せられるとますます足が遠のいちゃうよーw 主役の人もうまいんだこれが。ルックスも背がそんなに高くなく、容姿もちんちくりんなイメージで(海外の役者さん全然知らないからこんな印象ですいませんw)そこが余計小憎たらしさをいや増すというね。
ただ、マークを憎たらしく描くのなら最後まで徹底して貫いて欲しかった。マークは悪人というわけじゃなくて、純粋に他人を見下してる、って言い方はおかしいかもしれないけどw頭が良すぎて不器用になってる、という描かれ方をしてるんですよね。いやまぁ僕はこういう輩は大嫌いですし、監督もそうなるようにしてたんだと思うんですけど。だからこそ最後の女弁護士の一言は気持ち悪かったなぁ。ああいうのは台詞じゃなくて、物語で見せるべきなんじゃないの? 少なくとも僕は読み取れませんでしたよ。あそこは要らなかったと思う。反してラストシーンはすごく良かった。更新し続けるマークの姿に初めて共感しましたよ。まぁドキュメンタリー映画として観たらすごく面白いけど、一本の映画として観たら、うーん……? みたいなお話でした。