眠れぬ夜とか朝とか昼とかを抱いて 〜後篇〜

というわけでコミケ編です。コミケは参加はしたことあったんだけど、朝からきっちり参加するのは初めてでした。やっぱ夏はきつい。暑い。でもきちんと買うには早く行かなきゃなんだよなあああ。でもいろいろ雰囲気楽しめたから売り子するってーのも良かったかもしれない。と、まあ簡単にまとめるとこんなみたいな感じの一日でしたw




とりあえず始発に乗り込んだ後、少しでも睡眠しなければと思い電車のシートに身を沈める。乗り過ごす恐怖<<<<<<睡眠欲でした正直。と思ったら案の定乗り過ごしそうになったりね! 目を覚ましたら最寄り駅のドアがぷしゅーっとしてるところで本気でヤバかったです。まあ持ち前の瞬発力で慌てて降りましたけど! 降りた後ちょっと状況が理解できなくてしばらくホームできょろきょろしてたけど!
で、帰って急いでシャワってバッグに部誌詰めてすぐに出発。何が苦痛ってこの部誌の重さが脆弱な腕にはひどく苦痛でしたw あ、書いてないですけどもちろん服は着てますよ! さすがに全裸で夏コミ向かったりはしませんよ! 服がなくて泣く泣く変なシミのついたシャツを着ていくことに。変なつっても卑猥なシミとかじゃあありませんけども。ほんとですよ。ほんとですよ!?



休日ということもあって電車はそこそこ空いてたのですが、りんかい線ともなるとさすがにそうは問屋が卸しませんでした。ものすげえ密着率。そして半端ない眼鏡率。ホームもものすごい人の波で、5分ぐらい前には集合場所に着いているつもりが普通に遅れてしまいました。こういうことを考慮してもっと早く出ろってことですよねすみません……
どうにかこうにか後輩二人(HくんとMくん)と合流し、スペースへレッツゴー。Hくんには二日目に頼んでいたものを無事買ってきてもらえてありがたかったです。ここ見てるかどうかわかんないけどwありがとー!
で、コミケで一番きつかったのがスペースまでの移動でしたかね。人がめっちゃくちゃ多いのですいすい進めるわけもなく、指に食い込むバッグの紐は歩くたびにきつさを増して、両手が塞がって汗も拭けずだらだら流れて、ブースに着いたときは「よし……! これで俺の仕事はすべて終わった……!!」ってな気分でいっぱいでしたw まあ実際その後ほとんど何もしてない上に何度かヘマやらかしてしまったりしてたんだけど。ほんとどうしようもないな……orz


いざブースに座ったら眠気ががーっと襲って来てしまい、ガチ寝はさすがにしなかったんだけど何度かうとうとして意識が失せてしまいました。やっぱ睡眠はきちんととらなきゃだめだよ当たり前だけどっ! 眠気のあまり「買い物行かなくてもいいかな……」と思ってたんだけど、HくんやMくんがいろいろ回ってるのを見てうずうず。特にHくんはなんかやたら満喫していてちょっとうらやましくなったりw
というわけで本を買いに行ったわけですが、お目当てのサークルさんがもうこれが長蛇の列でして。20サークル分ぐらいの列(しかもその上またどっかに分かれてる)。壁サーでもなかったのですごいことになってました。以前スパコミで壁サーに並んだことはあったんだけど、ここまでの列に並んだことはなかったので「うへぇー」と思いながら最後尾に。やっぱり「ここが最後尾です」の看板はあって、渡されたり渡したりするのがちょっと楽しかったり。いやーしかし、女性列と男性列じゃ全然違うねww スパコミのときは男は僕一人で、今回は女性は一人も見当たらなかったんだけど、やっぱ違うわ。主に……匂いが……うん……
で、この列なんだけど並ぶのが異様に面白かった。列がある程度進むと、スタッフさんがやってきていろいろ指示し始めるんだよね。「右手挙げてくださーい!」とか「じゃあ、この列のまま移動しまーす!」とか。で、これがなんか面白かったw なんていうかみんなが右手挙げたままぞろぞろ動く光景とか、歩くところを他の買い物客がずさーっと道開けてくのとかw 歩きながらなんかわくわくしてたんだけど、スタッフは大変だろうなあと思ってしまいました。列並ぶだけで汗だらだらでクソあちぃのに、そんな中指示したり動き回ったりするのはきついだろうなーと。しかも僕コミケスタッフってバイトだと思ってたら、サークルチケットもらえるだけでほぼボランティアらしいですね〜。こっち側からしたらすごくきつそうに見えるんだけど、もしかしたらすごく楽しんでるのかもな、とか思いました。
本は無事に購入! 買う側も売る側も流れ作業的な感じすぎて情緒のようなものはなかったけどw列に並んで買う本の充実感は半端なかった! こりゃーみんな並びたくなるよなぁと気持ちが少しわかった瞬間でした。


で、肝心の我らがサークルはどうだったかというと、ちっとも売れない。ほんとに売れない。Mくんの友人がちょくちょくブースに来て買って行ってくれて売り上げに非常に貢献してくれました。しかしMくんの交遊関係の幅広さというかリア充っぷりに愕然。僕の友人も二人買いに来てくれたんですけど、そのうちの一人と普通に交流してて、Mくんの友人が来てるときは黙って下向いてた僕とは大違いだ……!とコミュ力の違いを見せつけられた瞬間でしたw
買いに来てくれた友人二人にはほんと感謝でした。そのうちの一人とは会うのが久々で、というか唯一同級生内で親しくしていると言っても過言ではない人で、就活話ができるのが異様に嬉しかったりw こんど飲みに行こうぜ〜と約束を交わしてバイバイ。売上貢献マジ助かったほんとありがとう。


途中でMくんから「一服しませんか」と誘われて喫煙所に。行ってみたらもんのすげー人口密度。でもマナーはみんなきっちりしてて、さすがだなあと感心。吸ってるときタバコの先端が他の人に何度もつきそうになってすげー怖かったけどww
そこでもいろいろな話をしました。タバコを介したコミュニケーションはやっぱなんだかんだ便利だよねえとか、夏合宿行きたかったけど行けないんだよークソーとかみたいなお話。途中で「最初は同級生とばっかり話してたんですけど、先輩と喋るようになって、他の人とも喋ろうって気になったんですよ」って言ってもらえてえへへーとなったり。すげえうれしかった。僕にとって後輩と仲良くするっていうのには義務みたいな感情は全くなくて*1、それでも後輩にとってはそれがどうか分からないじゃないですか。先輩だから話に付き合ってるんだとか、適当に頷いてやってるんだとか、そういうのがあるかもしれないじゃないですか。ひねくれ者とか疑心暗鬼すぎとか言われそうだけど事実そうだったりするのですよw なのでこの一言は嬉しかったというか、すっごく救われたなあ。後輩にそうやって思われてるってのは先輩冥利に尽きますよ。実際先輩っぽいことはちっともしてないってこともあったしねw
余談ですが、彼は覚えてないかもしれないけどあることでメールを貰ったことがあるんですよね。彼がサークルに入ってすぐの頃だったかな。それが2年とかのすぐ上の先輩じゃなくて、僕にメールをくれたって事実がすごくうれしかった、っていうのをそのとき思い出しましたw


コミケの途中にはサークルの面々がやって来て、差し入れをくれたりいろいろ気を使ってもらったり。卒業した先輩ともちらっとですが会えて、久々に話せてよかったなーとか。その中で後輩二人が最後まで残ってくれることに。部誌が重いんだよねーと愚痴ったら「じゃあ少し持って帰りますよ」と言ってくれて、うわああああ申し訳ねえええええと思いつつすっっごくありがたかったです。しかし二人はコミケ初参加らしく、それだけで大変だろうにあんな重いもん持って帰らせてしまうことになって本当に申し訳なかった……でもありがとう……
帰りはどっか飯食って行こうかな、と参加する前は思ってたのですが、いざ帰る段ともなると非常にグロッキーでそんな気分にもなれずそのまま解散。みんなの顔にも疲労がくっきりと浮かんでいて本当にお疲れ様といった感じでした。


いやあでもいろいろと楽しかったよ! 今回一日目と三日目だけ行ったわけですが、たぶん冬コミも行くことになりそう。夏の教訓を生かし、今度はきっちり早く行くことにするw
というわけで眠れぬ夜と朝と昼を抱えていた二日間だったのでした。最近は徹カラから遊んだり何日も連続でどっか行ったりと、非コミュヒッキーの僕にしてはアクティブすぎてちょっとお疲れモードだったりするんだけど、やっぱりそれはそれで疲労感含め楽しいなと思うのでした。こういうのって学生のうちしかできないと思うしねw
しかし近頃はもう少し早く人と遊ぶ楽しさを知りたかったな、と思うのです。自分よりも年下の子たちがいろんなことを満喫しているのを見ると自分と重ね合わせてもったいなかったな、と羨ましく&悔しく思うし、中高時代を思い返してもっと親交を深められたのではと思う人の顔が何度も浮かんだりするのです。今は今ですごく楽しいからいいけど、もしも今の願望の通りに人生を歩んでいたとしても不平不満がきっと現れるんだろうけど、それでもやっぱり後悔がつきまとっちゃうんだよね。ま、今はそれを取り戻すべく行動するしかないんだけどね! なんか日記書くと最後はいっつもセンチメンタリズム全開になるけど深夜のせいだということにしておいてください! オチなんてないっ!

*1:正確に言えば2年あたりのときはすごくあった。でも3年になってからそういうのがすうっと消えていって、最近はあまり先輩後輩っていう概念を持って話してない